遺族年金について③

(2011年08月05日)

先週のコラムで書いた遺族年金のうち「遺族厚生年金」について
お話しします。 

<遺族年金の受給額>
遺族年金は、もらえる人が限られてはいますが、たとえば
妻と幼い子が残された場合は、夫がその時

 ■国民年金に加入→遺族基礎年金
 ■厚生年金に加入→遺族基礎年金+遺族厚生年金

が受け取れます。
遺族基礎年金は、約80万円+子の加算(227,000円)です。
遺族厚生年金は定額ではなく、それまでに稼いできた給料
から算出します。
また、「将来受け取る予定だった老齢厚生年金の
報酬比例部分の3/4」とされています。

将来受け取る予定だった老齢厚生年金については、
厚生年金にそのくらい加入していたかで年金額を
計算するのです。
加入後、すぐに死亡したら年金額がすごく少なくなって
しまいますよね!

そうならないように、「最低保証」のようなものがついています。
300月は加入していたものとみなす、そういう仕組みがあります
では、1)実期間、2)300月みなしで、どのくらい
差があるか試算してみましょう。


<試算>
50歳妻子あり。標準報酬月額50万円。
平成16年4月入社で加入月数120(10年)の場合。

1)の場合
50万円×5.481/1,000×120×1.031×0.981
×3/4=約33万円

2)の場合
50万円×5.481/1,000×300×1.031×0.981
×3/4=約83万円


年間約50万円、一ヶ月約4万円もの差がでました!
あくまでも一例ですが・・・。

妻と幼い子が残された場合、夫の毎月のお給料に
よりますが、月収50万円と仮定しますと
遺族基礎年金+遺族厚生年金で約163万円くらい
もらえるという計算です。