遺族年金について②

(2011年07月19日)

さて、本日も「遺族年金」から「遺族厚生年金」のうち、
<もらえる遺族の範囲>と<保険料の納付要件>について
話をします。

<もらえる遺族の範囲>について

厚生年金保険に加入している人は、同時に国民年金に加入
しています。
なので、「子のある妻or子」は、遺族基礎年金にプラスして
遺族厚生年金がもらえます!

【子のある妻または子】遺族基礎年金+遺族厚生年金

また、遺族基礎年金が受け取れない「子どものいない妻」や
「夫」(年齢要件はありますが)にも支給されます。
ほかにも、「孫、父母、祖父母」ももらえますので、
遺族基礎年金に比べて随分範囲が広くなりました。

でも、対象者全員がもらえるわけではありません。
優先順位は、
1)妻、子、夫(夫は55歳以上が条件)
2)父母(55歳以上が条件)
3)孫 
4)祖父母(55歳以上が条件)
となっており、
「上位の人がもらうとその他の人には支給されない」
「第1順位内では、1人が受け取れる(他は支給停止)」
「第2順位以降はもらえる人の人数で頭割りする」
仕組みになっています。

※夫・父母・祖父母は、その当時55歳以上でないと
要件を満たしません。
また、受け取れるのは60歳になってからです。

<保険料の納付要件について>
遺族基礎年金同様、遺族厚生年金にも

保険料を
・遺族基礎年金と同様、死亡日の前々月までの国民年金加入
 期間の内、2/3以上の期間払っている
又は
・死亡日の前々月までの一年間のうち、滞納期間がないこと

という要件があります。
ポイントは、「国民年金の加入期間」をみられることです。

厚生年金は滞納したことがないけれど、国民年金は滞納
していた場合は要注意です!

【例】
20歳以降フリーターをしていて国民年金を滞納

24歳で結婚・就職し、半年後に亡くなった

厚生年金は滞納していなくても、国民年金に加入すべき期間
(4年半)の内2/3以上の期間保険料を支払っていない為、
遺族厚生年金は支給されないってコトです。
(過去1年で見ても、滞納していますし・・・) 

では、低所得等で保険料を払えない人はみんな、
遺族年金はもらえないのか?

いえいえ、国民年金の免除の手続きをしていた人や
学生免除特例制度の適用を受けていた人は、この場合
「払っていた」とみなされますので大丈夫ですよ。
当てはまるかも?と思った方はまず申請しましょう。