間違いやすい1人5,000円以下の飲食費の処理について

(2012年03月27日)

税務上、取引先などの接待のための飲食費は、それが1人
当たり5,000円以下であれば、交際費等から除かれ、経費
(損金)にすることができます。

この飲食費の処理については、誤りの多い事例の一つとして
挙げられており、税務調査でも、重点的にチェックされるところ
です。今日はその点について再確認しましょう。
 
注意1 飲食費の内容は?
ここでいう「1人5,000円以下の飲食費」とは、あくまでも得意先
など社外の事業関係者への接待のための飲食費のことです。
したがって、自社の役員、従業員またはこれらの親族などを
対象にした、いわゆる社内飲食費は対象になりません。
 
注意2 1人5,000以下の計算(判断)は?
1人当たりの金額は、次のように計算します。
飲食費の合計額÷参加人数=1人当たりの金額

●計算にあたっての注意
(1) 1人5,000円以下かどうかは1店舗ことに計算します。
(2) 接待ゴルフや観劇、旅行等の催事に伴う飲食費は、「1人
5,000円以下の飲食費」には該当しません。
(3) 1人5.000円を超えると全額が経費になりません。
(4) 消費税の取扱いは、自社の経理処理が、税込経理であれば
税込みで、税抜経理であれば税抜きで計算します。
 
注意3 必要事項を記載した書類を保存
この規定の適用を受けるためには、飲食に参加した人数や
相手先の名前など、明らかにしなければならない事項があります。
そのため、領収書の他に、次の事項を明記した書類を作成し、
保存しておく必要があります。

●記載が必要な事項
(1)飲食があった年月日
(2)飲食に参加した得意先、仕入先などの氏名、名称とその関係
(3)飲食に参加した人数
(4)飲食費の金額と店名・所在地
 
取引先の接待など、社外の人との飲食費の処理
●1人当たり5,000円以下の飲食費→ 経費になる(交際費から除かれる)
 ●1人当たり5,000円超の飲食費
●飲食店への送迎のためのタクシー代
●接待の帰りのお車代                → 交際費になる
●飲食物の詰め合わせを贈る
●接待ゴルフや観劇、旅行での飲食費