日本の住宅に対する考え方について⑦

(2010年08月26日)

前回、このマイホーム借り上げ制度を活かしながら、FPとして、老後の
生活設計に、この制度を利用した家賃収入、住み替えを反映したライフ
プランの作成が出来るようになれば・・・と書きました。


それでは、相談者の希望や意向はもちろんですが、シニア層がどのよう
な視点から住み替えを検討したらいいのでしょうか。


シニア層が、慎重に考えたマイホーム取得では、購入、建築時に重要だ
った通勤や子育て、通学、日常の生活などの利便性などだったでしょう


しかし、それから25年、30年と経過し、定年退職が迫り、子供は独
立して家を出て行っている・・・


当然、家の中も使わないスペースが出てくるはずです。


これは日本の住宅の寿命が短い理由のひとつ、機能的耐久性が劣るのが
原因のひとつだと感じます。


だからと言って、退職金を使用して、建て替えや住み替えをするには、
老後生活をイメージすると経済的な部分ふくめ、なかなか実現しにくい、
状況も多くあると感じます。


そこで、マイホーム借り上げ制度を利用して、家賃収入を得て、住み替
えを実現すればと言う選択肢も重要になってきます。


この時、住み替えをどのような基準や要素で検討をアドバイスすればい
いでしょうか。


大きく分けて6つ。


1)快適性・・・面積や眺望、通風、バリアフリーなど


2)住環境・・・交通利便性、騒音、危険性、異臭など


3)安全性・・・耐震、防犯、バリアフリー対応


4)人間関係・・・家族、親戚との同居または別居 など


5)健康・病気・・・自立不能になった場合のヘルパーの介護 訪問介
          護の生活など


6)経済性・・・現在~将来、家計収支のバランス 一生涯のプランを
        まかなう収入


このような項目と、現在の住居に居住を続ける場合の比較し、選択肢を検
討することをアドバイスする必要があるようです。


選択肢には・・・


1)現在の持ち家に住み続ける


2)新たに持ち家を購入する


3)賃貸に住み替える


4)施設に住み替える


これからの高齢者時代にむけて、シニア層の生きがいと住まいの調和、
ただ単に住みにくい所に住み続ける以外の選択肢をアドバイス出来る事
はこれからの時代には、必要不可欠な内容だと強く感じます。