厚生年金基金の4割が積み立て不足!?

(2011年03月11日)

『厚生年金基金の積立不足 300万人規模』
 
3月6日付けの朝日新聞の1面記事です。

きょうはこのことついて、話をします
 
2月末にも同様の記事が掲載されていたのですが、
その際は、積立金が不足している厚生年金基金は51基金でした。
それが、さらなる調査の結果、
242基金、300万人規模に及ぶことが分かりました。
 

まず、厚生年金基金とは、何でしょうか
いわゆる企業が行う『上乗せの年金』です。
  
業界単位、また大企業などの一部の企業では
企業単独で基金を作り、保険料を運用しています。
 
現役世代のサラリーマンが企業と分担して保険料を支払い、
退職した高齢者に年金として支給します。
 

『基金になんて加入していないから、
 私には、まったく関係ないかな』  
 
果たしてそうでしょうか。
 
厚生年金基金は、
いわゆる通常の厚生年金のミニチュア版です。
 
現役世代が保険料を支払って、高齢者が年金として受け取る。
その構図は、厚生年金と同じです。
 

その厚生年金基金の約4割が
積立不足に陥っているのです。
 
しかも、2000年には約1800あった基金も、
2010年3月末時点では600程度にまで減少しています。
厚生年金基金の解散に歯止めがかかりません。
 
景気の急速な後退により資産を殖やすことができない。
それどころか資産を減らしてしまっている。
さらに、現役世代の数は少なくなっていくのに、
受給者はこれからどんどん増えてくる。
 

制度として基金が成り立たなくなっているのです。
 
私たちの厚生年金の未来をみているようで、
そう考えると恐ろしくなります。
 
年金だけをあてにしていると、
老後は、本当に大変なことになりそうです。
脅しているわけではありません。
 

それでは、将来不足する年金を補うためには、
 どのように資産を形成していけばよいでしょうか。
 
 
たまたま、同日の日経新聞に
老後の資金作りに関する記事が掲載されていました。
紹介したいと思います。
 
この記事によると、
老後の資金は約1億円必要とされており、
公的年金や退職金を差し引いても不足する額は
約3000万円です。
 
では、どのように3000万円を準備すればよいでしょうか。
 
『財形貯蓄』『積み立て預貯金』『投信積み立て』『保険』、
『確定拠出年金』などが取り上げられていました。
それだけでしょうか。
 
見方考え方を変えてみると、たとえば
不動産経営を考えてみてもいいのではないでしょうか。
 
貯蓄や保険、積み立て式の金融商品などの貯蓄性の高い金融商品で、
老後までにある程度の資産を形成し、
老後はその資産を切り崩して生活していく。
 
これが、ごく一般的な老後の生活なのではないでしょうか。
 
しかし、マンション経営の場合、
『老後の生活に備える』という目的は同じですが、
老後の生活についての考え方が異なります。
 
それはどう違うのでしょうか
形成した資産を取り崩すのではなく、資産が生み出す収益、
つまり家賃収入で老後の豊かな生活を送るというものです。
 
例えば、1000万円程度の中古ワンルームの場合、
手取り利回りで6%前後、毎月約5万円の家賃収入が手に入ります。
 
3戸のワンルームマンションがあれば毎月15万円、
公的年金とあわせれば35万円程度になりますので、
十分ゆとりのある生活を送ることができます。
 
 
目減りしていく貯金を気にしながら、
老後の生活をしていく。
精神的な負担は計り知れませんよね。
 
 
その点、毎月安定して収入が入ってくるのであれば、
全額使い切ってしまってもいいのです。
なぜなら、来月にはまた同額の収入が入ってくるのですから。
もうお金がなくなる心配をしなくてよくなるからです。
 

また、年金保険でも安定収入を得ることができますが、
マンションと違って『保険の権利』は売却できませんので、
まとまったお金が必要なときに、売却してお金を作ることができません。
 
マンションの場合、万が一のときには、
売却してまとまったお金を手にすることができる。
これもマンション経営の魅力の一つです。

 
同じ毎月30万円での生活でも、
目減りしていく預金を心配しながらの生活と
そうした心配が必要ない生活では、
どちらがよいか言うまでもありません。
 
 
ゆとりのある老後の生活を送るために
必要なものは『資産の額』ではなく、
『安定した収入源』を作ることもとても大切なのです。