国民年金の免除制度について

(2011年06月09日)

さて、本日は「国民年金の免除制度」から
「保険料を滞納した場合」と「保険料免除期間と受給額」
について話をします。
 
 
厚生労働省発表
「平成21年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
によると、平成21年度の国民年金の納付率は、なんと
 
<60%>だそうです。

さまざまな年金問題や、失業率の増加等により
納めたくても納められない人、納めたくない人が
年々増えている状況に歯止めがかかりません。
 
しかし、滞納するとどうなるのでしょうか?
■老齢年金
納付済期間等が「25年」ないと年金は1円ももらえません。
 
■遺族年金・障害年金
もしものことが起きた時にもらえるはずのこれらの年金は
「保険料納付済期間が加入期間の3分の2以上あること」
または
「直前の1年間に滞納がないこと」(平成28年までの措置)
を条件に給付されます。
 
つまり滞納期間が長くなれば「もらえないこともある」
というワケです。
 
 
みなさんは
「将来年金がもらえないから保険料を払いたくない」
とよくおっしゃいます
 
仮に保険料を月1万5000円、年金額を80万円とすると
1年で18万円、40年で720万円払うことになります
から単純に申し上げて9年で元がとれる!という計算です。
また、20年もらう場合は受給総額1600万円です。
 
長生きすればするほど、総額は増えます。
また、退職後の安定的な収入源です。
 
老後の資金の準備を十分にできている人にとっては必要の
ない制度かもしれません。
でも、滞納している人のほとんどが、特に何の準備もできて
いない人ではないでしょうか。
 
 
年金を免除してもらった期間は、滞納とはされません。
しかしながら、2年間免除されたら年金は一体どのくらい
減ってしまうのでしょう?
すでに滞納期間が長い場合は、取り返しがつかないので
しょうか?

次に「保険料免除期間と受給額」について話をします。 
たとえば、2年間保険料を納めることができなかった
期間があるとします。
半額免除を受けた場合・全額免除を受けた場合、
免除申請をせずに未納(または学生の納付特例を利用して
その後追納をしなかった場合)で比較します。
 
※2年間は、平成21年4月以降の期間とします。
 (全額免除期間については1/2、半額免除期間は3/4で計算)
 年金額は平成23年度価格。
 
788,900円…がんばって全額納付
779,000円…2年間は半額免除
769,200円…2年間は全額免除
749,500円…2年間滞納or納付猶予分を追納しなかった
 
 
たかが2年。されど2年。
やっぱり満額欲しいな~と思った方、いらっしゃいませんか?
 
<免除または納付猶予を受けた方>
免除(猶予)の場合には、「追納」という制度が使えます。
ただし、免除が認められてから10年以内に納めること、
かつ2年経過後は当時の保険料に追加金が加算されます。
 
<滞納した方>
滞納した人には追納制度はありません。
納付期限から2年経ったらその期間の保険料を
納めることができなくなります。
 
 
え~どうしよう?と悩んでしまった方!
実はもう一つ手があります!
それは、「60歳~65歳の間に任意で加入する」
という方法です。
 
国民年金(1号)の加入期間は20歳以上60歳未満。
なので、60歳以降は本来であれば加入する必要は
ありません。
 
が、「年金額を増やしたい人や受給資格がない人は
任意で加入してもいいですよ」という仕組みがあるのです。
 
60歳になった時の保険料は現時点ではわかりません。
今よりずっと高くなっているかもしれません。
でも、「将来お金に余裕ができたら」任意で加入できる
ってことを、覚えておいて欲しいなと思います。