寄付金控除を受けたことがある方はいらっしゃいますか

(2011年11月03日)

今年は、東日本大震災やタイの洪水被害、東アフリカの大干
ばつなど突発的な災害に対して、日本赤十字なとを通じて
義捐金など緊急支援をされた方が大勢いらっしゃると思います。
そこで今日は、寄付金控除の申告について話をします。
 
控除を受けることができる金額は、
 
寄付金控除額 = 「次のいずれかの低い金額 -2000円」
・その年に支払った義援金、寄付金の合計額
・今年の総所得金額等の40%
 
で、従来では還付される所得税額は、「寄付金控除額×所得
税率」でした。
 
今年6月、税制改正法が成立し寄付額の最大4割相当額が所
得税から戻るという税額控除制度ができました。
 
一部の公益法人に寄付した場合、従来の「所得控除」による
所得税の還付に加えて確定申告の際に「税額控除」を選択す
ることができるようになりました。
 
「所得控除」が所得税率によって減額分が変わるのに対し、
「税額控除」は所得税率に関係なく寄付額に応じて決まるので、
所得税率10%の方が5万円の寄付をした場合、従来の「所得
控除」では寄付額の4800円が還付されるのみでしたが、
「税額控除」を選べば所得税率に関係なく、
(寄付額-2000円)×40%(19200円)が還付されます。
(所得税額の25%が上限)
 
被災地や被災者への善意へのお礼がほんの少し大きくなっ
たわけですね。
 
注意点ですが、寄付金の控除を受けるためには送金先が国、
地方公共団体、公益社団法人や公益財団法人その他公益を
目的とする事業を行う法人又は団体などに限られていて、
申告には受領証や領収書が必要になります。
(税額控除が受けられるのは、認定NPO法人と一定の公
益財団・社団法人、学校法人など)
 
ちなみに、街頭やコンビニの募金箱に寄付しただけでは控除は
受けられません。
 
銀行や郵便局からきちんと送金し、受領証を送ってもらいま
しょう。