こんな場合は労災認定は受けられる?

(2010年12月14日)

今回は、ちょっと趣向を変えて
こんな場合は労災認定は受けられる?
ことについて話をしたいと思います。

業務災害及び通勤災害が起きた際、労災保険は支給されます。
認定される際のポイントは

<業務災害>
「そのケガ(病気)は仕事をしたことが直接の原因か」
「雇い主の支配下かつ管理下にあるか」

<通勤災害>
働く人が仕事をするために家と会社を往復したり、
現在の就業場所から次の就業場所へ移動したり、
単身赴任の人なら職場から直接帰省した場合や
その逆の場合

なんです。
ではこの問題にチャレンジ!
認定されるなら○、されないなら×でお答えください。

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Q1)郵便物を開けようとカッターを使った際誤って指を切った

Q2)通勤中駅の階段で足を滑らせ捻挫した

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簡単でしたね☆両方○です!
Q1は業務災害、Q2は通勤災害です。

ではこれはどうでしょう?

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Q3)運送会社の作業員が、隣のトラック(別会社)の荷降ろしを
手伝った際ケガをした。

Q4)風に飛ばされた帽子をつかんだ瞬間車にはねられた

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どうでしたか?
A3)×です。手伝った行為は労働者の善意であり、自分の仕事
ではないので認められません。

A4)○です。この場合帽子をとるのは反射的行為なので(考える
前に取ろうとしますよね)、業務災害になります。

次はちょっと難しいですよ!

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Q5)昼休みにランチのため外出し、戻る途中でケガをした

Q6)出勤しようとマンションの階段を降りている途中、足を
滑らせ転倒し、骨折

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A5)×です。昼休み中の外出は私的行為といって、このように
自分のために何かをしてる場合は認められません。

A6)○です。通勤災害が認められます。マンション等では、
ドアを出た時点から通勤途中であると考えます。ドアの向こうは
廊下など私有部分ではないからです。
しかし一軒家の場合は、ドアではなく、家の門など敷地の外に
出た時点から通勤としてみられます。


いかがでしたか?
へぇ~と思える問題、ありましたか?

通勤災害には「逸脱・中断」というルールがあり、例えば
仕事上りに飲みに行った帰りの事故は労災ではないんですね。