失敗から学ぶ住宅購入術について④

(2010年12月18日)

「インターネットって情報早いよね、、、、と思われがちですが。」

最近の物件探しの情報源の主流は、このインターネットですね。
昔は、まだ、インターネットは普及しておらず、新聞折り込み
チラシや住宅情報誌などの紙媒体がメインでした。

当然のことながら問い合わせも100%お電話での問い合わせで、情報の伝わり方も

 不動産会社 ⇒ お客様

という一方通行でのやり取りでした。今の時代では、

 お客様 ⇒ 複数の物件 ⇒ 複数の不動産会社 ⇒ お客様

と情報の伝わり方は、みごと逆流した観があります。

今日は、問い合わせ・特にインターネットからの物件編ということで
話をしたいと思います。


(1)インターネットでの物件探し

今や情報を探すのに、インターネットは無くてはならない時代ですね。
不動産の物件情報を探すのも、インターネットがメインというお客様も少なく
ありません。

お客様がインターネットで利用する理由としましては、
1:好きな時間に探せる
2:自分に合った条件で探せる
3:情報が早そう

とのことですが、「3:情報が早そう」というのは、業界関係者からみると
一部、疑問符を抱かざるを得ません。


(2)問い合わせしてみたら・・・

インターネットと問い合わせをしたAさん
すぐにでも見れるということでしたので、その日のうちに物件を見にいくことに、

ところが、不動産屋さんに着くと、
「たった今、申し込みが入ってしまいました」と

結局、Aさんは自分が見たかった物件見学はできず、要望とは違う物件を
一日中、案内させられました。

はたして、Aさんが見学したかった物件は、お問い合わせいた時には、本当に
あったのでしょうか?


(3)インターネット上の実状

不動産の物件広告を掲載する場合は、「宅地建物取引業法」「不当景品類およ
び不当表示防止法」のルールを遵守しなければなりません。

また、広告媒体によっては、更に「不動産公正取引協議会」の自主規制ルール
も適用しています。

しかし、現状では、インターネットサイトの場合、仲介業者等が直接掲載する
ので、広告の表示内容は仲介業者の良心に委ねられてしまっています。
サイト運営者の内容チェックは、掲載されてからになります。
(各物件検索サイト運営者の監視もありまが、基本的に顧客側よりクレームが
入った場合などと限定されます)


(4)解決策

インターネットの物件情報で、1社だけ取り扱っている物件は特に注意が必要
です。
(その業者しか取り扱うことのできない『専任物件』なら問題ないのですが)

また、画像登録がない、文字だけの情報は比較的要注意の物件が多い様です。
気をつけましょう。

まずは、信頼のおける仲介業者にその物件の確認を取ってみましょう。
既に売れている物件などは、それだけで確認ができます。

実際に、Aさんの問い合わせた物件は、既に3ヶ月前に売却がされていて、購
入者の引越しも完了している物件でした。このように、インターネットは情報
が早いように思われがちですが、情報の信憑性については、まだまだ疑問符が
もたれる広告媒体です。

(5)物件検索サイトの有効な活用の仕方

1:相場感をつかむ
通常、物件情報サイトには、希望条件を入力して物件を検索することができます。
この機能を有効に使い、予算内で希望のエリアの物件があるのかをじっくり探す
ことが可能です。


2:会社情報を読む
物件情報の下の方にその物件を掲載している不動産会社の社名や連絡先、HPア
ドレスが表示されています。
その物件情報ページから、掲載会社の情報を確認しましょう。
気になる物件があってもすぐに問い合わせをせず、まずは、その会社の業務内容
や会社の営業方針、スタンスなどを調べることが大事です。
同じ物件を複数の会社が掲載している場合もあります。そのときは、より信用で
きそうな会社を選びましょう。