通勤災害のうち、日常生活上必要な行為について

(2010年12月31日)

今日は、通勤災害のうち、日常生活上必要な行為について
話をしたいと思います。
まずは、認定のポイントは3つ!

「自宅から会社等就業場所までの往復か」
「現在の就業場所から次の就業場所への移動か」
「経路や方法は合理的だったか」 等

ここで、覚えておいていただきたいことが!
「『逸脱・中断』の後は通勤とは認めないという」
ルールがあります。

逸脱:仕事・通勤とは関係のない目的で経路から逸れること
中断:通勤の経路上で、通勤行為をやめて他の行為をすること

そこで、「逸脱・中断が日常生活上必要な行為であって、厚生
労働省令で定めるものをやむを得ない事由により行うための
最小限度のものの場合は、逸脱・中断中は通勤としないが、
その後の往復は通勤として取り扱われる」ことになってます☆

日常生活で必要な寄り道なら、寄り道中はダメだけどその帰り
は通勤にしますよ、というワケですね。

<日常生活上必要な行為>
1.日用品の購入等
2.職業訓練等
3.選挙権の行使等
4.病院の診察・治療等

例えば・・・
病院へ立ち寄るのは日常生活上必要なことなので、
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通勤:会社を出る→いつもの帰り道
逸・中:〃を外れて病院に向かう→病院を出ていつもの帰り道
通勤:〃に戻ってから帰宅
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となり、元の帰り道に戻ってから家に帰るまでは、通勤として
扱われます!
これで一安心。

さらに、平成20年4月以降は「5.要介護状態にある配偶者、
子、父母、配偶者の父母並びに同居し、かつ、扶養している孫、
祖父母及び兄弟姉妹の介護」が追加されました。
介護が必要な人、という条件はありますが、入院先等へ立ち寄る
ことができるようになりました。
ごく、当たり前の事のように思えますが、つい最近OKになりました。

ちなみに「ささいな行為」は中断・逸脱としません。具体的には
a.通勤経路の近くにある公衆便所を使用した
b.通勤経路の近くにある公園で短時間休息した
c.通勤経路上の店で、タバコ、雑誌等を購入した
d.通勤経路上の店でごく短時間、お茶・ビールなどを飲んだ
e.通勤経路上でごく短時間、手相をみてもらった
f.マイカー通勤者が、同僚を乗せるため、通勤経路の近くにある
同僚宅へ寄った

などがあります。
通勤経路上、お店等に入らないこと、がポイントです。
でも手相見がささいな行為に含まれるのは意外ですね