黒字でも倒産?そうならない為には①

(2011年02月15日)

「黒字倒産」という言葉を聞いたことがありますか?
黒字倒産とは、損益計算書上は利益が出ているのに
資金が不足したため
倒産してしまうことをいいます。

今日は、黒字倒産の原因でもある資金不足を未然に
防ぐためはどうすれば
いいのでしょうか。
それには「資金繰り表の作成」が必要不可欠です。
このことについて話をしたいと思います。

資金繰り表を作ればあなたの会社のお金の流れが
鮮明に見えてくると
思います。
 
■資金繰り計画表って何のために作る
資金繰り計画表(=資金繰り表)とは、
資金繰り表は、一定期間に区切って
それぞれを項目別に集計して、資金の過不足の状況をまとめたものです。
事業資金を管理する上でとても大切なものです。
もし、資金管理を疎かにすると、支払い予定日に
資金がなくて、不渡りを出し倒産…
なんてことさえもあります。
 
また、設備投資や事業拡大をしたい時にも、数字の裏づけを持って計画的な投資を
するために、資金の管理をしていくことは非常に重要です。
それと同時に、資金繰り表は金融機関が融資を行う際の重要な
判断材料としても
用いられます。経営者が融資を受ける際に、資金繰り表の内容を明確に説明できたら、
金融機関は、その経営者に対して、俗にいうドンブリ勘定ではない「できる経営者!」
という見えない称号を与えられるといってもいいでしょう。
 
■資金繰り表を作ってみよう①自社の現状を把握
資金繰り表の作成は、まず、自社の現状を把握から始まります。
入金では、現金売上、売掛金回収、貸付金や受取手形・
未収金の回収などがあります。
また、出金では仕入の支払い、給与、その他経費など、借入返済などがあります。
それらの入出金のタイミングを把握することが必要です。

現金売上・仕入であれば、その日の入出金。
掛けであれば、売上・仕入が発生してから通常1~3ヶ月後の入出金。
手形であれば、さらに入出金の時期に幅が出てきます。

これら取引形態は各社まちまちなので、過去の帳簿等
(掛帳、手形帳、請求書、
現金出納帳、借入返済予定表等)を見ながら自社のお金の流れを把握することが
資金繰り表を作成の第一歩となります。
 
■資金繰り表を作ってみよう②未来を予測してみる
自社のお金の流れの基本パターンを把握はできましたか?
例えば、売り先ごとに商品の引渡しから売上金の回収までに
何日かかるかを、
仕入れや経費についても同様に、仕入先ごとに商品が届いてから何日後に
支払をしているのか、特徴をとらえることができましたか?

それが出来たら次に、今後の売上・経費と発生を予測をたて、
次に、その予測額が
どのタイミングで入金・出金されるのかを考えながら資金繰り表を作表してみましょう!
これを日単位で考えるか、週単位か、月単位か、
年単位か・・この単位によって、
短期資金繰りとか長期資金繰りとかいうふうに呼ばれています。
 
■資金繰り表を作ってみよう③短期計画・長期計画
資金繰り表は、繰り返しになりますが、一定期間に区切って資金の入金と出金をそれぞれを
項目別に集計して、資金の過不足の状況をまとめたものです。

・一定期間別とは、日、週、月、四半期、半期、一年…などの
単位で集計を区切ることです。
・項目別とは、入出金の性質の違いによって、一定の決まりを
作り、分類するです。

通常、資金繰り表は、近い将来を見るために週や月ごとに
区切った短期資金繰り表と、もう少し長期的な視野で半年・
一年等の期間に区切って作る長期資金繰り表の2つを作ります。

短期予定表は長期予定表に比べて、予想にずれが生じたときに
修正する時間的な余裕が少ないことから、リスク回避のためにも
より精密さを要求されます。