節税するのが、賢い経営者か?

(2011年02月24日)

確定申告が始まりました。私の知人の税理士も毎日、
書類の山と格闘しております。これが来月の15日まで
続きます。
私も、開業して初めての確定申告であくせくしています。
 
このような時節がらか、本屋にも確定申告に関する
書籍が所せましと並んでおります。
このような書籍や新聞の広告や雑誌では、
確定申告の方法の紹介のほかに、いろいろな節税に
関する方法が紹介されています。
 
ですが、節税することはすべてにおいて、
いいことなのでしょうか?節税する経営者は、
すべて賢いのでしょうか?
今日はそのことについて話をします。
 
税金をできるだけ少なくしようとするのは、
誰にでもある当然の心理だと思います。
しかし、融資をする側から、節税することは
賢いか?と言いますと・・・
資金繰りが盤石な経営状況でないのであれば、
節税はお勧めできません。
 

なぜか・・

節税するということは、利益を削減するということです。
利益が削減されれば、金融機関側の決算評価は、
良くなることはありません。
 
金融期間が、決算内容を、「実質評価」をしていると
言っても、それは、主に、不良債権や資産性のない
勘定科目を控除することです。

「節税しているから、この会社の実質利益は、
これだから、評価を上げる」
ということは、ないと思ったほうが賢明です。


金融機関は、年に1回の決算内容を元に、
会社の「格付け」をしています。
利益率が向上していなければ、格付けが悪くなっても、
良くなることはないのです。

格付けは、融資の適用金利に利用されています。
節税したことによって、本来の実力なら、低い金利で
借りられるのに、それができなくなるという可能性があります。 

節税することによって、税金の支払負担は軽減されても、
支払利息負担が増加しては、本末転倒です。

このようなことも考えて、節税をするか否かの
判断をすることが必要ですね。