マーケティングを何かに例えるならば

(2011年03月23日)

わが国でも長引く不況により、「モノが売れない」と
嘆く企業は多くなりました。
果たして「不況=モノが売れない」と思考停止に陥っても
いいものでしょうか?

周囲を見渡せば確かに売上を上げることに苦しむ企業が
多く存在する一方で、不況下においても順調に業績を
上げている企業も存在します。
確かに不況時代は消費の全体的な量が小さくなってきます。
マクロ経済的に見ると売上は縮小均衡となりますが、
消費が全くなくなることはありえません。

不況の時代は、生活者の消費にかける予算が少なくなります。
そこで、無駄な買い物をしないように購入対象の商品や
サービスに優先順位をつけ、予算の範囲内で優先順位の
上位にあるものから購入していくことになります。
 
ここで、好況時であれば買っていたかもしれないものでも、
購入の基準が上がっているだけに優先順位次第では
「今は我慢」ということで、購入に繋がらないという事態に
陥ります。
そこで不況時には購入対象から多くの商品やサービスが
外れた結果、一部の製品は売れないということになります。

それでは、自社の商品やサービスを優先的に購入して
もらうにはどうすればいいのでしょうか?
 
その重要な鍵を握るのが「マーケティング」といいます。
「マーケティング」という言葉を聞くと、何か難しい事の様に
感じる人も多いかも知れません。
 
確かに、巷では
「市場調査のことだ」
「テレビや新聞、雑誌などで商品やサービスを宣伝することだ」
など、
 
マーケティングに関して実に様々な印象が持たれています。
それ自体間違いではないのですが、マーケットリサーチや
プロモーションなどはマーケティングの一部の機能であって、
全体を表している訳ではないのです。
それではマーケティングとは一体どのようなものでしょうか?

マーケティングとは、端的にいえば「儲け続ける仕組みを作ること」。

この言葉にマーケティングの本質が凝縮されています。
ただ、ここで重要なのは儲け続けるのは自社のみでなく、
顧客も儲け続けなければいけないということ。
つまり、マーケティングとは、自社と顧客の間にWin-Winの関係を
永く築く仕組みと言い換えることができるのです。
 
でも、マーケティングは、何も特別なことではない、
ということをご理解ください。
 
マーケティングとを何かに例えるならば、
例えば、登山をする時と、基本的には同じ考え方です。


山へ登る時には、登ろうとする山の特徴や登山ルート、
天候などに関する情報を収集すると思います。
服装や食料などの準備も念入りにチックするはずです。


自分の登山経験や、人から聞いた情報などをもとに、
1.登りたい山(ターゲット)を決め、
2.その山に関する情報を多く集め、
3.安全に登るための準備、手段を講じていく
ことなどは、当然のことですよね。


反対に、情報収集や登山道具などの準備をしっかりしておかないと、
最悪、大事故につながってしまうかもしれません。
天候が急に変化する、といった事態も発生することもあります


起業においても、同じような考え方が必要です。


独立開業時の大きな流れを説明すると、

1.どのようなビジネスを展開するのか
2.ターゲットとするお客様は誰か(若い女性、ファミリー層、
  ビジネスマン・・・)  など、お客様、競合店などに関する
  情報を出来るだけ多く集める。
3.自分のお店に来てもらえるよう、商品構成、価格設定、
  広告宣伝などを考え  適切な利益を確保していく。

と言った流れを、検討していくことになります。


しかも、出来るだけ客観的に判断できるよう
情報をたくさん集め、検討していきます。


このような一連の流れを、マーケティングと呼んでいます。


マーケティングの基本的な考え方は、基本的に、登山など似ています。

ただ、マーケティング特有の用語、考え方もありますが、
そうしたものについては、徐々に理解していけば良いと思います。