過去の栄光にすがらない

(2011年07月15日)

今日は、経理の委託業務でお手伝いをしている社長との
対話で感じたことについて話をします。
多かれ少なかれ、このように思われたことは、あるのではないでしょうか。
また、経営をする上で、みなさん自身が時間軸のどこに
重きを置いているのか、確認してもらいたいと思います。

◆「昔は良かった、儲かった」

私 :「社長、この業績では事業の存続がちょっと危ういですよ。」
   「どうするつもりですか?」
社長:「そうなんだよ。ここ数年、非常に厳しくて困っているんだ。」
   「でもね、これでも以前は、今の2倍の売上があって、
    キャッシュも多くいたんだよ。それもね、・・・・・。」
私 :「そうですか。そこで、改めて現実を見ましょう。」
 
この一連の会話でかんじたことは
過去を振り返り反省することは賢明であるが、過去に生きる
ことは愚かなことであるといえます。
また、未来に備えることは賢明でありますが、未来に生きる
ことは愚かなことであるといえます。
そして、一番愚かなことは、現在を否定することではないでしょうか。
それは、今の自分を否定することになるからではないしょうか。

対話に出てきた社長は、まさに過去に生きる社長であると
いえます。
せっかくの過去の失敗から何も学ばず、反省もせず、悪化の
要因を外部環境のせいばかりにし、環境の変化に対応
できない社長である。

なぜ、恐竜は衰退していったのか考えてみましょう。決して、
強い生物が生き残るのではないのです。

環境の変化に対応できた生物が生き続け、そうでない生物は
衰退するのです。
衰退しないためには、素直に過去の失敗を認め、反省すること。
そして全てに感謝し、謙虚に生きること。
このような考え方が、会社の未来を切り開くといえます。

しかし、このようなことは頭では理解しているが、なかなか
行動に移せない方もいる。そのような方は、今すぐに紙と
鉛筆を用意し、悪化要因を書き出すという行動に移すこと
から始めましょう。

しつこい様ですが、必ず書き出すこと。
必ずその紙には、明るい未来への経営のヒントが詰まっている。