キャッシュフロー改善の方法について

(2011年01月26日)

つい最近やたらと、新聞や雑誌をみていると、
「キャッシュフロー改善」や「キャッシュフロー重視の経営」などと
言うように経営において「キャッシュフロー」が注目されますよね。
このキャッシュフローについて、話をしたいと思います。

「キャッシュフロー」などと言うと、何となく小難しく聞こえますが、
要は、日本語にすれば「資金の流れ」つまり、「資金繰り」です。


企業は、損益がどんなに赤字であっても資金繰りが回っている間は、
潰れることはありません。逆に、損益がどんなに黒字であっても、
資金繰りが詰まれば、潰れます。


「勘定あって銭足らず」や「黒字倒産」とは、
損益は黒字なのに、資金繰りが回らないことを指します。


このように、資金繰りは、経営において最も重要なものです。


それでは、資金繰りを改善するためには、どのような方法があるのでしょう?
資金繰り改善の大原則は、「入りを早めて、出を遅く。」です。


具体的には、下記のようなことをします。


1.売上金回収サイトの短縮。(売ってから現金を受け取る期間の短縮)

2.支払いサイトを長くする。(買ってから現金を払う期間の延長)

3.借入をおこす。

4.在庫の削減

5.資産の流動化・現金化

6.増資

7.適切な節税。


以上の7つです。


ただし、2と3については、使える資金は増えますが、
無計画に行うと借入を起こしすぎて借金が多くなりすぎたり、
支払いサイトが長すぎて取引先から嫌がられたりと、かえって
自社の首を絞めることになりますので、適度に行います。


また、これら7つは、どれか一つだけすれば良いのではなく、
それぞれを自社の状況に合わせて改善することが重要です。
そして、一時的に行うものではなく、継続して行います。


それぞれの、具体的改善策については、今後数回に分けてお伝えします。


7の「節税」については、税理士さんの専門分野ですので、
私からお伝えすることは避けますが、適切かつ適度な節税をし、
資金流出を軽減することは資金繰り改善の重要なポイントになります。


最後に、これら7つを実行する大前提として、損益改善(利益確保)を
実行することを忘れてはいけません。


利益が出ない状況で、これらを行っても、一時的には改善されますが、
結局、赤字により資金は流出し、資金繰りは徐々に悪くなりますので、
利益を出せるように損益を改善することは、当然必須です。


損益改善と共に、この7つを実行できれば、資金繰りは必ず良くなります。