問題解決では、成果はあがらない?!

(2011年03月12日)

「働かない社員を解雇したいのですが。」
 
先日、私の友人である社会保険労務士の方が、
ある会社の経営者様から、こんな相談を受けたそうです。


解雇とは、とても穏やかでないですが、聞くところによると、


「中途で採用して、丁寧に営業指導して半年になるが、
 いまだに契約が1件も取れない。
 マジメなんだが、日報をみても“やる気”が感じられない。」

とのことでした。

もちろん不当解雇にあたる可能性が高いとのことで、
できないと、アドバイスされたそうですが、

「経営者さんの気持ちもよくわかるんですけどね。
 どうしたものですかね。」とのことでした。
 
その話を聞いたとき、私は、ふと
 
先日友人からピーター・ドラッカーについて話を聞いたことを、
ふと、そのことを思い出したので、そのことも踏まえながら、
話をします。
 
『 問題の解決、すなわち昨日の均衡の回復などよりも、
  機会を成果に変えることのほうがはるかに生産的である。』

  ~ピーター・ドラッカー著 『経営者の条件』より~


ピータードラッカーいわく、問題解決で得られる成果は、
「昨日の均衡の回復」つまり、
せいぜい現状を維持するぐらいの成果しか期待できない
とのことでした。

問題解決こそが、仕事だと思ってた私としては、
本当に??  と結構ショックな言葉だったのでした。
それと同時に発想が非常に新鮮でした。

確かに、 

「成果をあげてない営業マン」をリストラ解雇して、 
仮に新たなデキそうな営業マンを雇っても、 
新しい「成果をあげない営業マン」が生まれるだけ…
だというのは、実際よく聞く話です。 

大切なことは、
『機会を成果に変えること』に集中することではないでしょうか。
今あるサービス、今いる人材、を最大限に活かして
成果を変えるにはどうしたらいいのか
ということに焦点を当てて考えていくことが大切ではないでしょうか。