真意を理解できないままでも、即行動に移せるか

(2011年04月07日)

信用金庫に入庫当時、ある上司によく伝えられていたことが
あります。
 それは、【空を見なさい】です。
 
その方曰く、経営に成功している方のほとんどは、朝、家を
出るとまず空を見るというのです。
 
確かに、街を歩く人たちは一様に下を向いていて、
肩が当たれば、舌打ちと時に罵声すらも・・・。
何をそんなにイライラしているのだろうと、なんだか切なく
なるほどです。
 
その上司は、こう続けました。
「皆さんが落ち込んでいるときはどんな姿勢になりますか?」

なるほど。
・・・もちろん答えは、「下向き」「俯きかげん」。 

ただ、「成功者は空を見ているらしいですよ」と伝えられても

 1) そっか、じゃあとりあえず今度から見てみよう!
 2) は? 何の意味があるの? 馬鹿馬鹿しい。

と、新入社員生の反応は、上記の2パターンに分かれます。
でもここで大切なのは、
「とりあえずやってみよう」と思えるかどうかなのです。
 
心理学の勉強をした時、昔、上司が話してくれたことを、
ふと思い出しました。
それ以降、私は、身近にいる大学生や新社会人に伝えるように
なりました。

すると、その話をして、しばらくしてあった時、その学生は、
イキイキした表情で、
「空見たら元気が出てきました!」
「気分がよくなりますね」
などと、私に伝えてくれる新社会人が必ずいます。 

そして実は空を見ることを実践してくれたこの時点で、
「もう一歩成長したな」と感じるのです。


なぜなら新社会人は、「電車の広告にこんな記事があって」
であったり、「あんな看板ありましたっけ?」と、空以外の
部分から得たたくさんの気付きを、口にしてくれるように
なるからなのです。

空を見て、目線が上がった日から、彼らの視野は広がり、
アンテナは高くなっているのです。


しかも人によっては、実行に移す人もいます。

「第一印象で爽やかに見える人とそうでない人の違いを考えてみたら、
 皆さんおでこを出していたんです。」

翌朝彼は前髪を上げてきました。その時私は素直に、尊敬しました。



空を見るのは簡単なことですが、やってみない限り、
得られるものはありません。
<とりあえず、即実行できる素直さ>
これこそが人を成長させるのだなと、実感した瞬間です。
 
そして自分も思います。
素直で感謝の気持ちをもちつづけようと。