言語と非言語の一致

(2011年07月19日)

人はコミュニケーションを取るとき言語だけでなく、顔の表情や
視線、身振り手振りなどといった非言語でもコミュニケーションを
よく取っていますよね。

逆にそちらのほうがお互いの感情や意思を伝え合うための
重要なファクターとなっているかもしれません。
今日はそのことについて話をします。 

例えば、目の前で、人が話しかけているのに、目を合わせずに
PCを打ちながら返事をしたとしたら、みなさんはどう思いますか。
みなさんなら、ああ、真剣に話を聞いてくれていないと思うでしょう。

また、話しかけてきた人が眉間にしわを寄せながら
「大丈夫です。全く問題ありません。お任せください」
と言ってきたとしても、本当に任せていいのだろうかと
ついつい心配になるのではないでしょうか。 

このように、コミュニケーションで大切なことのひとつに
【言語と非言語の一致】があります。 

この一致がなされなかったときのメッセージ伝達に占める割合
についてカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)心理学
名誉教授のアルバート・メラビアンは、下記のような実験結果を
報告しています。

・見た目(表情やボディーランゲージ等)・・・55%

・話し方(声のトーンや口調)・・・38%

・言葉・・・7%
 
この「メラビアンの法則」は
1971年にメラビアン教授が出版した著書
「 Silent messages(邦題:非言語コミュニケーション)」で
発表した調査が基になっています。しかし、
大分情報が曲がって広がってしまっているようです。 

メラビアン教授は、
【どんなときでこの法則が成り立つ】とは一言も言っていなくて
【言語と非言語のコミュニケーションに不一致が生じた場合に
当てはまり、不一致が生じた場合、非言語コミュニケーション
(見た目と話し方)を言った言葉よりも信用する】ということを
述べています。 

みなさんは、日頃のコミュニケーションにおいてちょっと振り返って
ほしいのですが、言語と非言語が一致していますか?
また、周りの人が一致していなかったとき
その人の本心に気付いてあげられていますでしょうか? 

特に、相手のふとした表情(微表情)やしぐさに本当の気持ちが
隠れているものです。

相手のサインに気付いてあげられたなら
急に上司やビジネスパートナーのあなたに対して
「この仕事を最後にやめさせてください」
などとはならないかもしれません。
 

もっと早く相手の気持ちに気付いてあげられていたら
相手を傷つけずにすんだかもしれません。
あなたも傷つかずに、良好な関係を築けていたかもしれません。
  

最近はメールの普及により、なかなかフェイス・トゥ・フェイスで
本音を語り合う機会が少なくなっているかもしれません。
わたし自身は、ちょっと残念に思います。

みなさんの中で、もし身近な人たちとの会話の中で、
 相手の言語と非言語の不一致に気付いたときには
 そのままにせず、腹を割って、じっくり語り合ってみる機会を
持たれてみてはいかがでしょうか?
 
信頼関係は一日にしけっして成りません
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コミュニケーションは、日々の積み重ねでしかありません。
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だからこそ、日々の相手の言語と非言語に注目して
相手の気持ちを察することを心がけてみてください。