動かない社員を動かすには

(2012年01月12日)

私は、よくクライアントの社長様に
「指示は出しているがすぐに動かない。一体何を考えているのかと
疑問に思うよ。」
こう言われます。
私は、そこで、どうして動かないのかと、質問はしておりますか。と
尋ねたことがありました。

社長曰く:「質問はするが、その答えも的を得ていない。」
私は、すかさず思います。動かないのは、全く別の理由があるのかも
知れないと。
 
多くの社員は、突然上司からなぜできないと聞かれた時に、
とっさに言い訳を言ってしまうことがよくあります。私もかつては
そうでした。

そして、その後に続けて上司から質問をされると、たった今言った
その言い訳のつじつまが合わない言い訳を言ってしまいます。

これは、単なる自己防衛反応だといえます。

このことについて、話を掘り下げても何の解決にもなりません。
なぜならば、ウソをウソで消していくだけだからです。

それでは、本当の解決策はなにか。、つまり社員が本当に思って
いることを引き出すには、どうしたらいいのでしょうか。

その答えは、その人の性格や価値観を日頃の業務のなかで
知ることではないでしょうか。
企業がよく、人材を採用の際に簡単な性格診断的なテストを
実施することがあります。そして、そのテストの結果をみて、
採用の合否を決定する企業がよくあります。

しかし、せっかくそのようなテストを実施しても、採用後にその
資料を使っているのを見たことがありません。少なくともその
結果には、その人の性格がきちんと表れているのになあと
感じることがあります。

そして、採用後の業務の中身やその人の立場、周りの環境に
よっても、その人の考え方は少しずつ変化していくものだからです。

だから、その時その時の社員の状態は変わるものだと考え、
適宜最新の状態を確認しなければ、前はそうだったのに
という行き違いも出てきます。

社員の気持ちの変化には良い変化もあれば、悪い変化もあり、
この度は悪い変化のみを記載する。

例えば、入社前は素晴らしい会社だと思っていが、実はそうでもないとか、
社長の方針が分からないとか、上司がなにも指示しないとか、
そう言うことが原因で、だんだん会社に興味を抱かなくなり、
自分の仕事だけはしっかりやろうと思うこともよくあります。

そうなると、いくら上司がこうしろと言っても、そもそもあなたが
してないでしょうと言う気持ちが大きくなり、指示の内容は正しいが、
あなたの指示だから従いたくないという気持ちになり、
結果、指示に従わないことになってしまいます。

このように、真意がどこにあるかを知らないと、表面的な会話で
何も分かり合えないということになります。

だからこそ社長から社員へ常に話しかけていただき、お互いの気持ちを
すり合わせて欲しいのです。
大変かもしれませんが。