競争を手放すとはいったいどういうこと

(2012年02月11日)

皆さんにとって、幸せになるということはどういうことでしょうか?
どうしたら幸せになれるんでしょうか?今日はそのことについて
話をします。

幸せになるとはと問われて、意外と答えられる人は少ないのです。
よく言われるものを出してみましょう。
 
一つ目は人間関係が良いということ、
二つ目は自分の願いや夢が手に入っていくという状態です。

自分の願いや夢を手に入れようと思った時に、だいたい人は
競争に勝つということを言い出します。争って誰かよりも良くなるとか、
競争に勝って人生の何かを手に入れていく。
特に、男性に多いですのですが、多くの人たちが何かと戦っています。

幸せになるために戦っているのですが、これでは幸せが手に
入りません。

実は、競争している時は人間の脳から、興奮ホルモンのアドレナリンが
分泌されます。
アドレナリンは勝負に勝った時や何かに向かって、がむしゃらに
走っている時に出て人を興奮させます。
そのがんばりと興奮を幸せだとまちがっている人が結構多いのです。
( 私もそういうふうに頑張った人の一人だから、よく分かります)

その時の興奮を幸せの代わりにしているのであって、本当の幸せは
アドレナリンではなくて、愛とつながりのなかにあるのです。
本当の幸せは、もっと静かで、安らいだものだといえます。

人は何かに打ち勝ったり、優越感を感じたりすることを、人は
幸せと結構まちがってしまいます。
優越感は誰かを自分よりも下に置いて、初めて感じるものだと
いえます。
常に自分より上か下かと人を図っているので、幸せは不安定な
ものになります。

そんな不安定なものが、幸せだと思ってしまっています。
そのような「幸せの定義違い」がたくさん起こっているのは
自分のなかに競争して何かを手に入れるという概念があるから
だといえます。

そこで、まず本当の幸せを手に入れるためにはどうしたらいいのか。
まずは、自分のなかにある、競争に勝って手に入れるものが
幸せだということを手放していかなければいけません。

例えば、仕事で競争して勝つことだけを人生の目的にしていると、
お金もある、マイホームもある、好きな車にも乗れている、など
私がやりたいことは何でもできている、
それをたくさん得られたとしても、心は空洞化している状態であり、
心が何をしても満たされない状態となったりします。

どれだけ環境が整っても、満たされない自分がいることが続くのは
競争を自分の中心に置いているからだといえます。

最初のステップとして、この競争を手放すことだといえます。

競争に勝つだけでは人間の心は満たされません。
一瞬は満たされるけれど、これは長く続くものではない。
だから、また次の戦いに挑んでいく。

いつしかヘトヘトになっていって、心の中は満たされていないと
いう現実を作らないために何が必要なのか考えてみることも
必要ではないでしょうか。