現象ではなく原因を見極める

(2010年12月14日)

今年も残すところあと半月ですね。
皆様にとって2010年はどんな1年でしたか?
 
私にとって激動の1年でした。
しかし、多くの皆様に支えられた本当に素晴らしい1年でした。
多くの皆様と、多くの出来事から学ぶことが出来ました。
残り半月も最高の時間を過ごしたいと思います。
 
今回は、現象ではなく原因を見極めることについて
話をしたい思います。
2010年の振り返りをする際に大切なのは、
現象と原因を混同しないことです。

例えば、振り返ってこんな風に思う人がいたとしましょう。
「5キロダイエットしようと思ったけれど出来なかった」

次に、反省してこんな決意をするかもしれません。
「来年は必ずダイエットできるようにジムに通おう」

ここには以下のような思考パターンが見て取れます。
「ダイエット失敗 → 来年は成功させる → ジムに通う」

現象を分析せず、いきなり解決策に飛躍しています。
こういった振り返りをする人は意外と多いです。

「ダイエットを失敗した」のは単なる現象です。
次にすべきことは、解決策を作ることではありません。
現象から本当の原因を探ることです。

本当の原因は何でしょう?

時間がなかったこと?
方法が間違っていこと?
モチベーションが続かなかったこと?
食事の管理ができなかったこと?
友人からの飲み会の誘いを断れないこと?
・・・

原因を探るためには「なぜ?」と繰り返し自問します。

◇現象は何?
  →ダイエットに失敗したこと。

◇「なぜ」失敗したの?
  →忙しくて運動する時間がなかったから。

◇「なぜ」忙しくて運動できなかったの?
  →気合いを入れすぎて無理な計画を作ったから。

◇「なぜ」無理な計画を作ったの?
  →正しいダイエットノウハウを学ばず、
   自分の思い込みで計画を作ったから。

自分で「なぜ?」と突っ込みを入れることで、
より本質的な原因が見えてきます。
原因が見えて来たら、対策を考えます。

◇どうしたら良いだろう?
  →正しい方法を学んで現実的な計画を作ろう。

現象からいきなり対策を考えた時には、
「ジムに通う」という対策が出てきました。

でも、無理な計画を立てたことが原因なのに、
来年忙しい中、ジムに通うのは、また無理な話です。

本質的な原因に対処していないので、
来年もダイエットには失敗するでしょう。

現象を分析せずに、すぐに解決策を作る人は
自分の失敗パターンを繰り返します。

この例の人の本質的な失敗パターンは、
「成功の根拠がない無理な計画を作る」
ことが挙げられるでしょう。

そして、「来年はジムに行こう」と言って
同じ失敗パターンを繰り返していますよね。

一方、「なぜ?」と繰り返し質問することで、
本質的原因に近づき、自分の失敗パターンを認識できます。

振返りのルール1は、「なぜ?」と繰り返すことです。
本質に一歩でも深く切り込みましょう。
そうすれば、より正しい対策を作れる準備ができます。
 
ちょっとやってみましょう。