新規開業白書2011年版発行について

(2011年09月29日)

日本政策金融公庫が「新規開業白書2011年版」を公表しました。
 
これは、日本政策金融公庫国民生活事業(旧国民生活金融
公庫)が、2009年4月から9月にかけて融資した会社のうち、
融資時点で開業後1年以内(開業前を含む)の会社、1,783社に
対して、2010年8月に行った調査です。 

日本政策金融公庫国民生活事業は、創業者への融資の大きな
割合を占めていることから、この調査結果は創業融資を受けようと
する方にとって、貴重な参考資料になります。 

まず、開業時の資金調達額の平均額は次のとおりです。
自己資金:364万円
家族からの借入:141万円
知人からの借入:70万円
金融機関からの借入:827万円
その他:46万円
計:1,449万円


内訳、合計額とも、前年とほぼ同じです。

この統計からも分かる通り、自己資金は4分の1は用意する
必要があるでしょう。 

次に、同白書では、成功する経営者の能力についても分析
しています。その結果は、以下の通りです。
(1)関連する事業の経験によって開業者の能力が高まる。
(2)「業界知識」「人脈」「技術力」「営業力」「マネジメント能力」が
大切。「マネジメント能力」以外は、斯業経験が密接にかかわっている。
(3)単に事業経験が長ければよいわけではない。経営者になることを

意識して仕事をしていることが重要。 

「一朝一夕ではだめ、しかし、単に長くてもだめ」、という至極
当たり前と思われる分析結果です。 

とはいえ、この調査は日本政策金融公庫が行っているものであり、
裏を返せば、この分析結果に近い事業者は、融資申し込みに
おいて高い評価が得られるともいえます。 
 
 なお、同白書を読みたいという方は、こちらから同白書を入手して下さい。

http://amzn.to/qEkCkE